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飛ばない劇場 ~神谷浩史2nd live"LIVE THEATER"~


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9月4日、神谷浩史さんの2ndライブ「LIVE THEATER」のライブビューイングに行ってきました!  前回に引き続き、地元映画館LVでの参戦です。

前回のライブ感想でももしかしたら書いていたかもしれないけれど、私はずっと神谷さんを追いかけてきたわけではなく、初めはDGS(というより、神谷浩史さん・小野大輔さん・杉田智和さん・中村悠一さん・安元洋貴さんの非公式ユニットDG5)を主体に推していたのがイベント数、雑誌の掲載数など露出の増加の煽りを受け、小野さん一本に絞っていった経緯があります。特に、神谷さんの音楽活動については最初の本人が乗り気でなかった印象が強すぎて、なんとなく遠ざかっていました。CDはどこまで買ったかな、「START AGAIN」は確か買ってない。

そんな状態で見た1st live「ハレヨン→5&6」は控えめに申し上げて最高でした。

しかしですね、2nd live「LIVE THEATER」は完全にそれを上回る出来でした。いや、何がすごいかって。

飛んでないんですよ。

1st live、これでもかってくらい飛んでたのに、今回ノーフライングでした。

飛んでないのに、前回を上回ると思ったその理由が何なのか、考えてみました。

 

1.セトリが神がかっていた

なんと言っても、初っぱな「Dolce misto」に完全に持っていかれました。昨年の演出で一番謎だった「Dolce misto」、正直あれはちょっと……って思って曲は好きなのにあんまり集中できなかったので、今回ド頭からやられて頭パーンなりました。完璧すぎ。初っぱなから泣いた。神谷さんのにこにこ笑顔にいっぱい幸せにしてもらいました。

全体的にも、神谷さんの曲を全部ちゃんと覚えてはいないのであれなんですけど、すごい違和感のないセトリでしたよね。曲の前後がきれいにつながるというか。曲を知らないからこそ客観的に聞いて、すごいしっくりくる流れだったんですよね。オタの皆さんもあれには超納得なんじゃないでしょうか。私も小野さんであのレベルのセトリを組まれたら絶対感激すると思います。そのくらい、いいセトリだった。

前はなんとなく、お祭り感が強かった印象です。強い曲同士をぶつけてくる感じ。今回は完全にライブを流れで捉えてるんだなと思いました。

 

2.真顔曲が多かった

私が神谷さんの曲の中で一番好きなのは「Such a beautiful affair」なんですけど、生バンドのイントロめたくそ高まりました。そんでもって、間奏部分の歌い方がほんとにエロい。かっこいい。「saba」→「シリカゲル」のイントロかっこいいつながりからの飛び曲ぅぅぅ~~~!!!ここの流れ、やっぱずるいです。

「フィクションファクター」、「START AGAIN」、「Q.E.D」辺りの真顔曲がかっこよすぎました。私は神谷さんを振り幅の人だと認識しているので、こういう曲似合うなぁって思います。日常にいたはずなのにさっと色合いが変わっていつの間にか非日常の中に立っている、そんなお芝居がうまい人。だからsabaが出たとき、すごい嬉しかったんですよね。こういう、ギターとかベースとかがぎゃんぎゃん太い音響かせてくる曲もっと歌ってくれ~~~ってなりました。ライブで聞けてほんと嬉しいです。

 

3.演出が派手ではなかった

いや、世界的クリエイターの3D CGがopだったり鏡使ったり旗振ったり花火が出たりアナ雪だったりトロッコ2回乗ったりしたんですけど、この時点でめっちゃ派手ですけど!

だけど、お祭り騒ぎじゃなくてちゃんと演出だった。あ、決して前回の批判をしているわけではなく。でもなんか、フライングしたりマジック的なものがあったりすると、記念にやっとこう感あるじゃないですか。浮かれポンチ感というか。ひろしが飛んだー!  すげー!  じゃなくて、目の前で行われているショーの一部として魅せられていて、その演出が終わった後すっと歌に意識が戻せる。要するに、視点がぶれないわけです。

こういうライブが作れるなら、3rdも4thも絶対いいものになるし、今回のライブを越えてくるなって予感に思わず身震いしてしまいました。

安定したセトリ、演出。次を確信できるライブができるのってすごいんだぞ、ほんとに。

 

つらつらと述べてきましたが、的はずれでしたらすみません。あくまで非神谷オタの個人的な視点なので、間違いもあるかと思いますがご容赦を。

今はずっと「Always Kissing You」聞いてます。めちゃくちゃ泣ける……。

Always Kissing You

Always Kissing You