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コンテンツになりたい人生

ヤバイぜ

なんか変なもの食べたのかなぁ…昨夜からお腹を壊してしまいまして、絶賛体調不良です。気温も一気に下がって体調も下降とは(´;ω;`)
病院も行ったし薬を飲んで眠ればきっと大丈夫ですよね。金曜日辺りからあんまり食欲がなかったのもこれか~って感じです。うぅ、仕事が…(´;ω;`)

心は元気なので余計この壊れたお腹が恨めしいところ。気を紛らすために先日買った本の感想でも。ネタバレありますので嫌な方は回れ右です。

イエスかノーか半分か (ディアプラス文庫)

イエスかノーか半分か (ディアプラス文庫)

最近読んでなかった一穂さん。読むたびに文章が滑らかになって洗練されていくなぁと感嘆のため息ですよ。一穂さんの本で一番好きなのは「街の灯ひとつ」だったんですけど、「イエスかノーか半分か」はもしかしたらそれを超えるかもしれない…!会話のテンポとか掛け合いが好きなので、今回の話は台詞を追うのが楽しかったです。
主人公の国江田計は外面は完璧な王子様、中身は口が悪くて凶悪という二面性を持った局アナ。わざとダサい格好で散歩に出掛け、牛丼を買って帰るのが日課。ところがある日の散歩の途中、不注意から自転車に乗っていた男に怪我をさせてしまう。その男は昼間取材に行った、アニメーション作家の都築潮だった。最悪な本性を見せてしまった計は、「オワリ」と偽名を名乗って潮の仕事を手伝うことになる。初めてできた本性を見せられる他人に、次第に計は心惹かれていって…。
あらすじとしてはこんな感じでしょうか。口も性格も悪いのに、言っていることは割と正論だし、完璧な王子様で居続けるための日々の努力が涙ぐましい。試練を乗り越える時の「冗談じゃありません」、かっこよかったなぁ。なのに、アホの子。後半の書き下ろしは特にアホの子モード。テンションの高さといい、好意を寄せられているのに全く気づかない鈍さといい、アメリカにいる潮からメールが来たことに浮き足だって公の場で本性丸出しの電話かけちゃうところといい、皆川の好意に流されそうになるちょろさといい、流されかけたことを潮に怒られてお仕置き(not性的)される展開といい!お仕置きされるのが当て馬ポジじゃなくて主人公の受けってところがすごくかわいいし萌えます。後半の計を見るとこの子よく今まで王子様保ってこられたな…と感心してしまうレベル。
潮もちょっと変わってはいるけど懐の深い常識人なんですよね。いい彼氏だ~。出会えてよかったね、計ちゃん。(泣)
これきっと皆川のスピンオフとか出るんだろうなって思ってたら、5月に続編が出るんですね!計と潮の話のようで今から読むのが楽しみです!