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コンテンツになりたい人生

最近のいろいろ。

最近寝ても寝ても寝足りない期&食べても食べても食べ足りない期に入っており、眠れないのも食べられないのもきついけどいくらやっても足りないっていうのはほんとにしんどいなって思いつつ元気に生きてます。仕事もだるさを感じつつ、概ね順調です。

寝ても寝ても眠くなるように、食べても食べてもおなかがすくように、書いても書いても書き足りない、コレジャナイ、もっと面白く読んでほしいって気持ちが日増しに強くなります。ゼミなぞに通うということは他の受講生の作品を目にしたりもするわけですが、他の人がうまく書けてたり先生に誉められてたりするとすんごい悔しいし嫉妬が止まりません。でもこの感情の濁流を楽しく受け止めています。
会社帰りに本屋に寄って本を読んで買って帰ってまた読んで書いて、って毎日を送っていて、再び本や書くことが好きだと思える自分がいることにすごく感動していて、さらに自分が吐き出すためじゃなく誰かに読んでもらうために何かを書くしんどさを味わって、敢えていろんな書き方に挑戦しようと思ってるし、まずは先生や同じゼミの受講生に面白いって言ってもらいたくて。
仕事疲れた「から」本が読みたいとか、文章が書きたいって思えることが幸せでたまらない。小説書くのもプロット書くのもぶっちゃけすげー難しいけど、今までなぁなぁに自由にやってきたことを基礎からちゃんとやることで確実に文章に触れる時間が増えてきて、力がついてるのかどうか私にはまだ実感できないけど、最終的に私が「楽しく」書くものを「楽しく」読んでもらえたらいいなって思うのです。
前回の記事でものだめカンタービレの例を出したけど、楽譜通り演奏するのが苦手で自由に楽しくピアノを弾くのだめに、千秋先輩はちゃんと楽譜を見て弾け、そして高いところを目指せって言うんですよね。私も人に教わったり型にはめられるのが嫌い。自由に楽しく文章を書いて何が悪いんですか、って文章を書いてきて、しかしのだめとは違って私は天才ではなかったし才能を見初めてこれじゃダメだって言ってくれる千秋先輩もいなかった。だからね、心の中にのだめと千秋先輩を同居させようと思うんです。誰よりものだめの才能を認めてくれていて、その上で尻を叩いてくれる千秋先輩。ほんといい男ですよね…三次元に舞い降りると玉木宏だし!(笑)イケメンではないけど、自分にとって自分が一番の千秋先輩でいてあげたいなと。
のだめが留学先でクリスマスコンサートを開いたときにフランス語を間違えて「“楽しんで”演奏するので“頑張って”聞いてください」って挨拶するシーンがあるんです。で、観客から「頑張るのはお前だろー!」ってツッコミが入るっていう。今までの私はまさしく「“楽しんで”演奏するので“頑張って”聞いてください」状態でした。でもそれじゃだめなんだなって。とりあえず今は「“頑張って”書くので“楽しく”読んでください」を目指すけど、書いてて思うことは私、あんまり計算得意じゃないなってことで、人がどういうのを面白いと思うのかわからないし、それが「すんげー」面白いに至るにも大きな壁があるというか。
ヒットを飛ばそうと思うとホームランが打てなくなるタイプだなと思います。なんというか、小綺麗にまとまろうとしちゃう。長い学生生活で培った優等生な文章が顔を覗かせてくる。まだ“頑張って”書いてる段階だからだと思います。おそ松さんをやって神谷さんが小野さんを「三振かホームランでいいのにヒットを出そうとする」と評していましたが、こういうことなのかなって。ヒットを出そうとすると滑るor無難に収まる…なんかそういうのじゃないよな、私がやりたいことって。
今はまだ、それでもいいんだと思います。ゆっくり焦らずいこう。毎週ちゃんとメディアに載ること、これを最低限きっちり守れるようになったら次はセレクトに推してもらう。私が目指すのはホームランバッターなので、楽しく書いて、楽しく読ませる。そこまで自分を押し上げていきたい。

ジョジョ四部をアニメで見てて、岸辺露伴先生が「何のために漫画を描いているのか? 読んでもらうためだ!」と言っているのがすごくかっこよかったです。(いや、康一くんめっちゃピンチのシーンなんですけどね)
そうだよなぁ、描くのも書くのも、プロであるなら理由ってそれしかない。書くのが楽しいだけならアマでいいもの。富も名声も副産物だし。読んでもらうことが一番の目的ってかっこいい。
私も読んでもらうためにできる努力をしよう。私の小手先のテクニックでは、ライバルに太刀打ちできないかもしれないけど、うじうじしてたら心の中の千秋先輩にハリセンで叩かれるので(笑)